NNN

世に未だ音声付映画と運命と企業人形と新しい路が存在しなかった時のお話。
脳に電極を差し、電脳の海へ沈む。
そんな夢は何時の日か実現する。
無声映画に、色が付き、やがては音声が入ったのと同じように。
正義なき世界に、ただの一人の味方をする為の運命が存在するように。

何時の日かきっと。

北海山救出

銃を持つ犬共のお話。

街に新規に出来たオフィス。
集うは3人と1人。

目指すは、北の大地の北端部。
1日4度を使い分け、→へ←へ歩きつつ
細かいネタも洩らさずに。
山中麓の山林の中に潜む邸宅へと目指す。
山の裏側を回りこむも、謎の壁にて阻まれる。

回りまわって裏口来れば、ところ狭しと鏃の歓迎。

そんな休出話。

洞穴と、洞穴のなかの巨人鬼

小さい妖精と、小さい妖精と、縦長妖精と、横長妖精の一同が繰り広げる冒険の日々。
縦長妖精は鉄仮面で麗しき素顔を隠し、
横長妖精は押しが強く、
小さい妖精は隠れるのが得意だがトロくすぐ手の内を明かし、
小さい妖精は御座るでゴザル。

あるときバザーで手に入れた謎の像。
それを3つ集めろと行商の頼みだが、
同じものを集める別の小さい妖精と小さい妖精。

すったもんだの挙句、先に2つ集めた方が残りを貰うとし、
お互いライバル同士、さぁ集めるゾ!

といったところで本日のお話はこれにて終了。
続きはなし。

16 bars of steel

その曲は人々の心を魅了する。
世に出れば賛美を得られた筈の其の男の人生は、虚勢と劣等感と妄執に取り付かれたものだった。

それは盛大な芸術祭。
滑稽で悲劇的な、喜劇。

どうか最後はハッピーエンドでありますように。

そんな物語。

クロニクル・ノートの憂鬱

黒沢アキラの夜は深い。
だが、昼間は普通の高校生。
彼女が現れるまでは――。
ハルヒ
彼女はその持ち前の破天荒さで周囲を振り回すのだ。
此度の事件も、そんな彼女が引き起こした些細な出来事だったのかもしれない。

ある朝、彼女は黒いノートを持って現れた。
未来を創る予言書。勿論、そんなモノがある筈も無く、書いた記述が実現する事はなかった。
見た目には、だ。

生徒会長は夜も眠れず
生徒会書記のみくるはみらいじんだ。
そんな事を言われて吃驚しない人は居ない。
たとえぞれが、学園を掌握している恋人を撃ち落した白鴉だとしても、だ。
兎も角みくるはみらい人で、生徒会長に頼み事をしたのだ。
黒い、ノートを探してくれ、と。

ソレは、封印すべき歴史書なのだと。
志向性を持たない奇跡は、担い手の正邪を問わないソレは
つまるところ人の手に余るのだと。
イツキはそうイイたいのだろう。
故に、それを収集し続ける。
遺跡管理局の名において。
ただ、多くの遺跡を壊した彼には、少々難しい仕事になりそうだ。

今時居ないような妄言(?)を吐く彼女。
会いたいといった彼女は、やっぱり其処でも妄言(?)を吐いたのだ。
アレは生命体なのだ。